● 脳卒中になったけど、車の運転免許を復活させたい人
● 脳卒中になった時の運転免許の解禁条件を知りたい人
脳卒中になると、運転免許は使えなくなる。
みなさんこんにちは。ひですけです。
昨年2021年の12月22日に脳卒中を発症して、約200日ぶりに運転免許が復活したので記事にしようと思います。
おお、リハビリ頑張った甲斐があったねぇw
で、最初に書いておかなければならないのは、
脳卒中すると運転できなくなるっていう話です。
法的には以下の部分に該当するようです。
画像引用元:https://www.keijin-kai.jp/driving-support/cerebrovascular-disorder-standard
【2014年道路交通法の改正による一定の病気に明記】
自動車等の安全な運転に支障をおよぼす恐れがあり、
運転免許の取り消しまたは停止の理由となる病気
【該当となる病気】
- 総合失調症
- てんかん
- 再発性の失神
- 無自覚性の低血糖症
- そううつ病
- 重度の眠気の症状を呈する睡眠障害
- その他精神障害
- 脳卒中
- 認知症
- アルコール中毒
つまりは、脳卒中になって医者と交通安全委員会の
許可なく運転すると、無免許運転扱いとなり
自動車保険がまったく下りなくなるそうです。
それに加えて自動車運転死傷行為処罰法では
自動車の安全な運転に支障を生じるおそれがある病気であって、その状態であることを自分でも分かっていながら自動車を運転し、病気の影響で正常な運転が困難な状態になり、人を死亡または負傷させた場合」に危険運転致死傷罪が適用され、人を死亡させたときは15 年以下の懲役、負傷させたときは12 年以下の懲役
なるとのことなので、
軽い気持ちで運転するのはというのは、
地獄行きでしかありません。
私も脳卒中して入院した時に主治医に
「運転免許は回復状況にもよるけど
最低半年は診断書はかかないよ」
と言われましたので、
180日経過した時点で京都の運転免許センター
(交通安全委員会)に連れていってもらい、
申請用の書類をもらい、
次の月一の定期健診の際に出してみたところ
「回復経過もいいので運転するなとは言えないな」
お墨付きをもらい書いてもらった書類がコチラです。
免許復活のポイントは手足が動くこと
じゃあ、具体的にどうやって免許復活させるのか?
という話なんですけど、結論を言うと、
まずリハビリで体を動くようにするの一点につきます。
私も入院当初は歩けなくてよく入院中にコケていましたし、
風呂場でスッポンポンでこけて恥ずかしい思いもしました。
退院する頃にも数百mあるくのがやっとでした。
階段上るのも必死でしたし、痛くて何度も挫けましたが、
それでも「また嫁さんや子供たちとドライブできるようになりたい」と
思ってリハビリしていました。
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これは1月頃。入院中の歩行訓練の様子。
まだ杖があっても50mも歩けませんでした。
今は杖がなくても連続で500mは歩けますが、
それ以上は難しいです。
結局、根気強くやることしかありません。
私も左手足に感覚障害もあるのですが、
とりあえずは痺れてしてもまだ動かすことはできますし、
ハンドルはなんとか持つ程度はできるので、
なんとか限定されることもなく今までどおりの
マニュアル操作の免許証で免許復活ができました。
あと、アクセル、ブレーキ、クラッチが踏めるか
どうか、足の動きをチェックはされました。
特につま先を上下できるかなどはよく見られますので、
リハビリで十分できるようになっておくことが重要かと思います。
私は下記の足踏み体操でリハビリしましたが、
動きが怪しい場合はシミュレーターで
検査しますとのことのでしたが、
十分動くようであれば、目視確認でOKとのことでした。
※痙縮のリハビリにも効果的だと思います。
高次脳機能障害については、ぶっちゃけ運です。
ただ、体は動く容認ようになっても
それだけでは済まないのが、脳卒中の厄介なところ。
高次脳機能障害の中でも「空間認識」や「方向認識」に
障害が残ると、免許復活は結構厳しいように感じました。
私の場合は、脳機能障害としてはまた比較的軽く
- 言葉が思ったように出なくなる
- あくびがでる
- 嚥下があやしくなる
- 泣きそうな声になる
- 疲れやすくなる(易疲労)
だったので、まだ運転には差支えのない範囲でしたが、
ひとくちに脳卒中といっても、
脳の損傷の場所や経路によって
症状の差が出てしまいますので、
どうしても運の要素は残ります・・・。
脳の機能を再建させる「再生医療」
あぁ、私はダメだ・・・
とガッカリした方もおられると思うので、
もしかして希望となるかもしれない話を一つ。
みなさんは、再生医療って聞いたことありますか?
自分の骨髄の中にある「幹細胞」を取り出し、
培養して輸血することで、全身の損傷した
細胞を修復するという治療法です。
京都大学の山中教授が開発した
「iPS」細胞も再成長の一種です。
脳卒中後の再生医療の紹介の動画が
Youtubeにあったので、ご紹介いたします。
この先生の運営されている病院はコチラです。
(広告ではありません)
再生医療自体は保険適用ができない最先端医療なので、
誰でもというワケにはいかないでしょうが、
それでもという方は試してみても良いのかもしれませんね。
私も興味ありますけど、
さすがに中型車が一台買える金額となると
気軽には手は出ません・・・^^;
本当に誰もがこういう医療が手軽に
受けられる社会になればいいのになぁ・・・と思います。
それでは今日はこのへんで。
また次回の記事でお会いしましょう。
みなさんのコメント (コメントは敬意をもってお願いします)